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| 同じ生霊でも、誰が発しているかという問題がある。ここでは鑑定依頼者自身が生霊を発していたというお話をしよう。 |
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| 生霊というのは人間の発した想念(思い)が残留してしまって、まるで人格を持ってしまったかのように振舞い出したもののことをいう。神智学ではこれを『人工エレメンタル(人工念霊)』と呼んでいる。特長としてその残留想念は発した本人が忘れてしまってもなお残留し続け、勝手に活動を続ける、ということだろう。またそれを発しているとき、当のご本人は全く意識していないのである。 |
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| かなり強いレベルではあるが、本人は『思い詰めている』『悩んでいる』ような状態(勿論この場合対象となる人物が存在する)が長い間続くのである。その想念の強さと期間にもよるが、ある時間が経つと『人工エレメンタル』ができあがり、対象となる人物につきまとい始める。さてそのつきまとわれた人物はその状態が続くと、肉体的或いは精神的に何らかの不調を訴えてくるのである。 |
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| それはどのくらいの期間付きまとわれた後不調となるか、ということはその方の免疫力の大小にもよるため、一概にはいえない。この不調は実はつきまとわれている人にも何が原因か判らないが、この場合もっと厄介なのはそれを発している当人にも全く自覚がないのである。結果、原因不明の異常ということになる。(注意:それを意識して発し対象物にある特定の作用を与える事を目的にしたものが『呪術』である) |
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| さてここまではよろしいだろうか?そうなると、ある強い想念さえ持つ事ができれば、誰でも生霊を発生させることが可能であるということになる。 実際よくあるケースなのだが、ある一例をとってお話ししよう。ある時OLのKさんが鑑定依頼でみえた。彼氏と仲たがいしたわけではなく、最近どうも彼の様子がよそよそしく、時として冷たい。 |
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| かれこれ半年近くその状態が続いている。彼が浮気をしているかどうか。また今後の動向等を占って欲しいという依頼である。さっそく私は霊感タロット(厳密にいうと普通のタロット占いではなく私自身が独自でおこなっているタロット+アルファーの占術だが)で占ってみた。ヒアリングではかなり否定的な内容であったが、占術者は先入観をもって占いを立てることは厳禁なので、心を無にしてカードをシャッフルした。そして場に展開し始めたのだが、浮気相手を指し示すようなカードは1枚もなく、比較的順調な流れである。しかし2点ほど原因となるものは発見できた。 |
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| 一点はお相手の男性を抑えつけてしまうようなKさんの強い性格。そしてもう一点が生霊である。生霊がKさん本人に出ているため、私はKさんに『あなたはどなたかに恨まれているようなことはないですか?』と聞いて見た。 |
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| しかししばらくKさんは考えていたが、まったく身に覚えがないということである。生霊が出る場合、『鑑定実例001/生霊1』のようにお相手のご家族等の近い位置の方から何らかの想念を受けている場合も出ることがあるが、一般的にはお相手の男性に女性がいて三角関係のもつれなぞという話で、明らかにその恋敵の女性からの生霊というセンが濃厚である、しかしご本人には全く自覚がない、というのがこのケースである。確かにタロットで見ても彼の身辺にそれらしい女性は見当たらない。となるとどこかで拾ってきた浮遊霊という可能性もあるので『あなたは最近旅へ出たり、そういうことはなかったですか?』と聞いた。 |
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| 旅先で妙な、いわく付きの物を拾ったりしてくると、霊障が出ることもある。また拾わなくてもそこが問題のある場所であれば、旅行で体力が落ちている場合、一時的に憑依される場合もある。ただこの場合体力が回復すれば何の問題もないのが通例だ。しかしその質問に対しても彼女は否定し、ここ数年間はまったく旅行やそれに類したものは行ってない、とのこと。その後のやりとりの詳細は省略するが、様々な憑依・霊障の可能性を持ち出し、当人に確認してもいずれも何の覚えもない、というのだ。だが霊障が発生した時期的な面で詰めていくと、どうもKさんご本人が毎日毎日悶々として思いをつのらせていた時期だというのだ・・・・。これは決して一例のみではなく、他に何例も同じ例がある。 |
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| 共通しているのはまず、過去のある時期に生霊が発生している。次に、問題発生から鑑定にみえた日までの期間が短い方にはほとんどこのようなパターンは見当たらない、の二つだ。結局ご本人が発した想念は彼にまとわりつき、それがKさん本人にも影響を及ぼしてしまった(思いが繋がっている2人は影響を及ぼしあう)、ということになる。 |
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| 『人を呪わば穴ふたつ』というのと同じ原理である。ちなみにこの人工エレメンタルを消そうと思ったならば、最初に発したマイナスの想念と全く逆のプラスの想念を毎日発生させることによってのみ、消去できる(救われる)とのことである。われわれは目に見えない世界のことは、つい軽んじがちだが、自分の毎日発する想念には十分注意したいものである.結局は自分に返って来る。 |